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マーガリンには毒性があって食べない方がいい!?などいろいろな噂や情報を耳にした人も多いと思います。実際のところはどうなのでしょうか。今回はマーガリンなどについてデータに基づき紐解いていきましょう。
結論から言うと
マーガリン(トランス型脂肪酸)の摂取は1日2g以下におさえる。けれど現代社会(日本)では2gを超える傾向もみられるため食物酵素を一緒にとるのがのぞましい。
※目安・・・フライドポテトMサイズのトランス型脂肪酸の量は約4,5g
ということになります、それではどうしてこの結論なのか詳しくみていきましょう。
マーガリンの何が毒性って言われているの?
マーガリンやショートニング、サラダ油などは身体にあまり良くないということを耳にした人もいるかと思います。
これらの加工された油にはトランス型脂肪酸が多く生成されてそれが体に悪影響を及ぼすことが分かっています。
トランス型脂肪酸とは
もともと液体だった植物油や魚油を固く固形にする時に人工的に水素添加という加工技術が使われその際に油の構造が変化します。この変化した人工油をトランス型脂肪酸と呼んで言います。
★トランス型脂肪酸をもっと詳しく
トランス型脂肪酸の摂取による健康被害
トランス型脂肪酸の摂取により悪玉コレステロールの増加、血液中の中性脂肪の増加、免疫力の低下によるアレルギーの増加は既に分かっていることです。それにより以下のような病気が増加すると考えられています。
トランス型脂肪酸が原因になる病気
- アレルギー(喘息、花粉症、湿疹)
- ガン
- 糖尿病
- 高血圧
- 認知症
- 心臓病
- 慢性疲労
- リウマチ
- うつ病
- 肥満
そしてトランス型脂肪酸がどのように体の中で悪さをするかというと、
トランス型脂肪酸が毒になる仕組み
トランス型脂肪酸の身体への悪影響の理由のひとつに腸内の腸壁(腸内細菌)を壊し血液中に悪玉コレステロールなどの老廃物を流してしまうところにあります。
高血圧やアレルギーなどは血液の状態が悪くなってドロドロ血になってきた場合に起こる病気ということもできます。この辺りは後半に対策もまとめていますので進めていきましょう。
国もトランス型脂肪酸が体に悪いことは既に公表している
日本でも農林水産省のHPで知られるとおりトランス型脂肪酸の大量摂取における体への悪影響を公表しています。
このようにトランス型脂肪酸は体に悪影響を及ぼすことが分かっているのにも関わらず加工食品に今も多く使われているのが現状です。
WHOが発表しているトランス型脂肪酸の摂取量
WHOと農林水産省のHPでも確認できますが同時にトランス型脂肪酸の摂取量上限も発表されています。それは、
ポイント
トランス型脂肪酸は総エネルギー量の1%未満にする
例えると日本人が1日に摂取する総エネルギー量は平均で2000Kcalと言われていますがこれを基準にすると、1日1日あたり約2g(グラム)ということになります。
注意ポイント
1日2000Kcalの場合はその1%にあたる2gまでがトランス型脂肪酸の1日の摂取量上限になる。
これはあくまで個人差もあり目安となると思いますがこのように具体的な指標が世界的に示されている訳なんですね。
マーガリンやショートニングはなぜ未だに使われているのか?
ではなぜトランス型脂肪酸を食べると体に悪いことが分かっているのに現在も多くの食品に使われているのでしょうか。理由はとても簡単です。
ポイント
●日本ではトランス型脂肪酸禁止を国が決定していない
●規制すると企業や税金に大きな影響がある
●企業にとっては安く商品が作れる
●企業にとっては商品が長持ちする(利益になる)
●欧米よりも日本はトランス型摂取量が少ない
●消費者も安価で長持ちする商品を選ぶ傾向がある
特に企業にとっては安価で賞味期限が長持ちする商品が作れるためメリットが大きく、これを規制すると国の運営(税金など)にも関わる影響が大きい決定になる。そして欧米に比べ日本のトランス型脂肪酸の摂取量は少ないことが主な理由でいまだに禁止されていないことが推測できます。
でも自分自身だけなら我慢できますが、それが子供や家族が口にすることを想像するとまた少し違った感覚を覚えます。
(参考サイト:内閣府 NPO日本健康増進支援機構HP)
これは内閣府が公表しているアレルギー疾患の推移ですが、植物、動物性脂肪や乳製品、そして今回の加工油脂の製造が始まった時から私たちの食生活は一気に変化してアレルギーや生活習慣病などこれまで日本では少なかった病気が増えていっているのです。もちろん上記のデータはマーガリンだけが要因になっている訳ではありませんがその一要因になっているのは確かでしょう。
(参考サイト:厚生労働省 国民健康・栄養調査)
アメリカは既に国をあげてマーガリンを全面的に禁止にした
まずは日本経済新聞の情報をみてください。これは2018年までにアメリカがマーガリンを含むトランス型脂肪酸という油を全面的に禁止したというビックニュースです。
アメリカは過去から国民の肥満や糖尿病やアレルギーなどになってしまう人が増え国全体の医療費が莫大になってきているのが問題でした。なのでマーガリンなどのトランス型脂肪酸を禁止することにより国民の病気を事前に予防して医療費を少なくすることがその背景にあると言われています。
アメリカの商品の表示
「Trans Fat Free」
「No Trans Fat」
※トランス型脂肪酸はゼロで入っていませんよ!
またアメリカの商品にはこのようにトランス型脂肪酸は入っていないことを消費者にアピールしています。アメリカの消費者はトランス型脂肪酸の毒性をきちんと理解している人が多いです。日本でいうところの「国産ですよ」ということですね。
このようにトランス型脂肪酸は国の判断に影響を与えるほど私たちの体にも大きな影響を及ぼしていたという事が分かります。
★企業もトランス型脂肪酸を意識し対策をはじめている
ファーストフード、ドーナツ、ケンタ
現代社会はマーガリン(トランス型脂肪酸)を100%避けられない
忙しくて時短が進む現代社会、コンビニの加工食品やファーストフードで外食などで食事をすますことが多くなっている人は少なくありません。まずはマーガリンなどのトランス型脂肪酸が入っている食品を把握して自分でコントロールすることがまずは第一です。
調味料 | マーガリン、マヨネーズ、コーヒークリーム |
加工食品 | 菓子パン、総菜パン、アイスクリーム、クッキー、スナック菓子 |
インスタント | カップ麺、缶詰スープ、レトルトカレー |
ファーストフード | フライドポテト、チキンナゲット、パイ |
冷凍食品 | 唐揚げ、コロッケ、餃子、ピザ |
このように毎日口にする多くのものにトランス型脂肪酸は使われているんですね。
次にトランス型脂肪酸と一緒に食べることで身体への悪影響が軽減できる方法とその根拠をまとめていきます。
マーガリンやトランス型脂肪酸の対策
まず一番はじめはトランス型脂肪酸が多く入っている食品を選んでいる場合は影響がないまたは少ない食品に置き換えることですね。
置き換える
ポイント
マーガリン → バター
サラダ油 → オリーブ油
などが代表的な置き換え例ですが特に毎日使いそうなマーガリンや油は一度見直すことをおすすめします。
食物酵素を少量とって腸内環境を守る
当サイトでも一番に取り上げている食物酵素のチカラを使った改善と予防法です。
現代社会ではトランス型脂肪酸が悪いと言ってなかなか100%避けることはできません。また体に良くないものはこのマーガリン意外にも実は沢山溢れています。食事以外にもストレスや睡眠不足などで腸内環境は悪化し冒頭にあげた病気のリスクとはいつも隣り合わせですね。
生活環境も食生活もなかなか変えることができないからこそ、この食物酵素のチカラがとても助けになってくれます。
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アメリカに続き企業が独自にトランス型脂肪酸を規制している
2018年に入りアメリカのトランス型脂肪酸の規制の動きにあわせて動いた企業があります。
2018年3月よりトランス型脂肪酸を少なくした
明治や雪印はコーンソフトやネオソフトなど全十数品の水素添加油脂の使用をやめトランス型脂肪酸の量を少なくする変更を実施。国が規制せずとも企業が独自にこういった規制をしてくれることは私たちにとってもとっても安心ですね。
他にも気を付けべき食品
ちなみにこの様な結論になる食品は残念ながらマーガリンだけではありません。
ハム
ソーセージ
ラクトアイス
ショートニング
砂糖
などがあるんです。こちらは別ページにまとめているので参考にしていってください。
ハムとソーセージの添加物の危険性|1日50g以下でリスクは減らせる
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いかがでしたでしょうか。国も企業もトランス型脂肪酸の量によっては体に毒性があるということを公表している油だったんですね。
一つ気になるのはもしアメリカがトランス型脂肪酸の規制をしていなければ日本の企業はどう対応していたのか?は想像がつきそうです。また企業だけを悪く言うつもりもなく私たち消費者もキレイで安価な商品を選ぶ傾向にあり、企業もまたその消費者の思考にあわせて日々思考錯誤して商品づくりをしているとも言い換えることができると思います。
まずは私たちが食品に関して正しい知識をもってウワサや過剰なイメージで判断しないように事実に基づいて判断をするところからはじめられると良いかもしれませんね。
当サイトもこの食品については日々更新を重ねて参考になる情報をみなさんに届けられるようにします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。