悪玉菌(あくだまきん)はおならの臭いから肌荒れやアレルギー、そしてガンにまでかかわってくる決して放っておけない曲者(くせもの)なんです。
今日は曲者の悪玉菌の正体についてせまってみましょう。
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悪玉菌の正体は全てバレています。そして悪玉菌の出す毒素がなかなか強烈なものだったんです。
悪玉菌とは腸内に潜む菌(きん)
- ウェルシュ菌
- ブドウ菌
- 大腸菌
悪玉菌の代表的な菌はフェルシュ菌、ブドウ菌、大腸菌の3つです。これらの悪玉菌は腸内のタンパク質を腐敗させて有害物質をつくるやつなんです。この有害物質が腸内の腐敗や肌荒れ、アレルギー、発がんの原因になるやっかいやものなんです。この悪玉菌を減らす具体的な方法は以下の記事にまとめていますので参考にしていってください。
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悪玉菌が出し続ける毒素とは?
- アンモニア・・・臭い、アレルギー
- インドール・・・臭い、アレルギー
- 硫化水素・・・臭い、アレルギー
- 胆汁酸・・・発がん性
- アミン・・・発がん性
このように悪玉菌は毒性の強い分泌物を出して体にダメージを与え続けます。アンモニアは便のにおいや血液中に入ると肌荒れやアレルギーの原因になることが分かっていたり、胆汁酸やアミンは発がん性物質になることで知られています。
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悪玉菌が増殖するためのエサとは?
ではどうして悪玉菌が増えてしまうのでしょうか?それはお肉などに豊富に入っているタンパク質をエサにして増殖してしまうんです。他にも悪玉菌が増える原因の主なものは、
悪玉菌が増える理由
- タンパク質の食べ過ぎ
- ストレス
- 加齢
- 抗生物質などの薬
先ほどのタンパク質以外にも、ストレスが大きな原因になっています。それはストレスを感じると腸内の働きが弱くなってタンパク質を上手く消化できず悪玉菌に多くのエサを与えてしまう事になるからなんです。
悪玉菌の増殖をおさえてくれるのが善玉菌
もちろんそうではありません、ここで登場するのが乳酸菌やビフィズス菌に代表される善玉菌です。この善玉菌が日々増殖する悪玉菌を退治してくれているんです。
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絶対に悪玉菌を優位にしてはいけない理由|それは日和見菌がカギだった
ここで特殊は動きをする日和見菌(ひよりみきん)についてきちんと理解する必要があります。
腸内菌の種類 | 善玉菌 | 日和見菌 | 悪玉菌 |
体には | 良い菌 | どちらでもない菌 | 悪い菌 |
体の中の割合 | 20% | 70% | 10% |
特徴 | ヨーグルトを食べると増える | 善か悪かに変化する | 肉などを食べると増える |
代表的な菌 | 乳酸菌、ビフィズス菌 | バクテロイデス、大腸菌(無毒)、連鎖球菌 | ウェルシュ、ブドウ、大腸菌(有毒) |
増えるためのエサ | オリゴ糖、食物繊維 | タンパク質、糖質 |
このように日和見菌は普段は良くも悪くもない菌ですが、
- 善玉菌が増えると善玉菌の働きをする
- 悪玉菌が増えると悪玉菌の働きをする
という環境に応じて働きを変えてくるなかなかトリッキーなやつなんです。
つまり、前向きに考えると、
- 善玉菌を増やせば、善玉菌になってくれる!
逆に悪い方に考えると、
注意ポイント
悪玉菌が増えると日和見菌の働きで更に体の毒素が増えてしまう!
結論は
善玉菌を効率的に摂り続けることで、日和見菌が善玉菌の働きをして、悪玉菌を減らすことができる!
ということがとっても重要なポイントでもあり、悪玉菌を過剰に増やさない結論になるわけなんです。
悪玉菌は加齢で減ってしまう。だからこそ悪玉菌のケアが必要
★グラフ
このように善玉菌と悪玉菌は赤ちゃんが母乳を飲んだ時が起源です。赤ちゃんの腸内はビフィズス菌優位になっているためにおいも臭くない。けれど年齢を重ねてくるとこのように、ビフィズス菌が減少、悪玉菌が大きく増加してきてしまうんです。
ストレス、食べ物、そして加齢で減っていく善玉菌。そして増えていく悪玉菌。
腸内環境を正すことそれは健康を維持するためにインパクトある強力な健康法なんです。そしてこれからますます腸活は注目されて、健康法の中心になるのではないか?
そんなふうに感じるのは僕だけでしょうか。その効果をみても時間の問題だな、なんて思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。